皆さん、こんにちは。
※ 本記事は令和4年7月10日に行われる第26回参議院議員通常選挙のため、
一般公開し、授業参観と致しました!
記事は令和3年の衆議院議員選挙前のものです。どうぞご覧ください。
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今週こそはお盆休み!と思っていたのですが、岸田総理が衆議院選挙が19日公示、31日㈰に投票との意向を固めたとのニュースが入りました。
【衆院選19日公示31日投開票 意向固める】
https://www.news24.jp/articles/2021/10/04/04950187.html
そんなわけで、今日は皆さんご贔屓の議員先生の事務所のお手伝いに行く方もいらっしゃるかと思いますので、お盆休みはまたちょっと伸ばしにしました(^_^;)
で、ここはどの党を押すかは別として、保守議員に議席を確保して頂きたいと言う思うのはみんな同じ思いであると思います。
…が、こちらから押し付けるような「手伝ってやる」的考えで事務所に行っても、受け入れ先はその扱いに困ってしまったりするものです。
そこで今回は某国会議員(長尾敬事務所じゃないですよ(^_^;))の女性秘書たちから聞いた
「こんな応援を大歓迎したい!」
「こういう応援はご遠慮いただきたい」
などの本音から、選挙応援の秘訣をお伝えしますね。
実は選挙の公示日が選挙運動のスタートではありません。各候補者はその前から様々な準備をしています。
つまりこの時期まで、衆議院議員や立候補予定者はいつでもスタートが切れる状態を作っていてこそ、見事な選挙活動ができるのです。
例えば今回の場合「岸田総理誕生!」の前から衆議院選挙を半年以内にやることは確定していたし、少なくとも今年の年末には必ずやることになっていたのです。
それを知らない候補者はいないはずで、議員事務所では公示前から選挙ポスターやビラの図案を考えて、すでに業者に印刷をお願いしています。
また電話で投票をお願いするために、いろいろな方面からさまざまな名簿を集めたり、その名簿を一覧表に編集し直して電話での支持お願い用に作り直すなど、事務所の方ではある程度の準備をしています。投票日直前にエンジンかかってきた!では遅いのです。
問題は公示後です。ここからさきは秘書だけでは無理で、特に国会議員の選挙となれば、ボランティアのお手伝いがなければほぼ当選は無理でしょう。
では、どんなお手伝いができるか見てみましょう。
1まずは事務所に行ってみよう(^o^)
初めて応援したい候補の事務所に行くのも、ちょっと度胸が必要ですが、事前にお手伝いしたい旨の連絡をしておいたほうが喜ばれます。
ふらっと事務所に行って「手伝いにきました」と申し出ても歓迎されます。
そこでどんな仕事が向いているかを伝えれば「これをお願いします」と具体的に仕事を割り振られます。
でも、事務所に行くのに手ぶらでいいのか?
どんな服装で行けばいいのか?
…などなど、いろいろ気になりますよね。
(1)事前連絡
行くと決めたら、まず事前に連絡して、希望の参加日時を伝えておくのが良いでしょう。
その時、まずどんな作業をお手伝いできるかを事務所に聞いてみましょう。
事前に伝えて自分の得意な作業を申し出た場合、その時間に事務所にきちんと来る人が歓迎されます。
事務所にはそんなにたくさんのボランティアが来るわけではないため、お手伝いが来るとわかれば当然当てにして仕事を割り振ったりしていますし、そのお手伝いに期待していますので、連絡したのに来ないというのは逆に事務所も困ってしまうのです。
行くことができなくなった場合「どうせただで働くつもりだったのだから連絡しなくてもいいか」なんて考えず、きちんと連絡しましょう。
(2)服装
スーツでもいいのですが、演説のお手伝いなど外回りの仕事でなければ普通の私服でもOKです。
まあ、事務所にもたくさんの政治家や地元の後援会の皆さんも来たりしますので、「こんな変なやつが手伝っているのか?」と思われない程度の服装であればOK。
自己主張しに行くわけではないので「何を着て行きたいか」よりも、どのような服装なら候補者の当選につながるかを考えればいいのです。
特段かしこまった格好をする必要もありません。
今回の選挙、山岡鉄秀さんからは「甲冑を着ていったらどうか」と提案がありましたが、候補者より目立つのはちょっと、ね(笑)
(3)時間
事務所が開いている時間ならいつでも大丈夫です。
多少朝早くても事務所が歓迎してくれればOK、朝には朝の仕事がありますからね。
無理をせず自分の都合で結構ですので、できる時間でお手伝いに行きましょう。
(3)手土産
これ、結構気にする人がいると思います。
初めての人は
「おみやげもあまりに高価なものを持っていくと贈収賄になるのでは?」
「いくら位が相場なのだろう?」
「そもそも手伝いいいくのだからお土産はいらないんじゃないかな?」
「安すぎると笑われるのでは?」
…などいろいろ考えてしまいますからね。
お土産は持参する人の経済状況など個別の差はありますが、社会常識的に「手土産」として誰もが納得する程度ならOKでしょう。
というか、持っていかなくても全く問題ありません。
逆に、手土産として持っていってダメなのは酒です。
元警察官の思考パターンなら、一升瓶にのし紙巻いて名前を書いて持っていくところなのですが、完全にアウトです。
それから、結構たくさんお菓子が集まりますので、事務所で食べきれない場合があります。そんなときに事務所が「これ、持って帰っていいですよ」とでかい袋ごと渡すと、利益供与と取られる場合があります。
事務所にはこうした揚げ足を取るために手伝いに来る敵方のスパイ?もいるのです。
そのため事務所では、たくさんお茶菓子が余った場合、ボランティアの人に少量でお持ち帰りいただくことも出来るので(余ると処理にも困るので)、小袋分けになっているお菓子が歓迎されますね。
小袋に入った豆菓子で買収される人なんて、社会常識的にいませんからね(^_^;)
さらにいうと、事務所に詰めているのは女性が多く、そのため訪れる人もケーキなどを持ってくる人もいます。
ですが、洗い物がでなくて、素手で食べることが出来て手が汚れないおやつ類が好まれます。
もちろん事務所に詰めているのは女性が多いのでスイーツは大歓迎!なのですが、粉砂糖が振ってあるシュークリームなどは食べにくい上に、来客に出した場合スーツに粉砂糖がつくと落とすのが大変です。
もう一歩踏み込んで本音を聞くと、
「みんな甘いものばかりになりがちですので、たまにはしょっぱいせんべいも食べたいな」
とか
「賞味期限は長いほうが嬉しいな♡」
なんて希望も聞こえます(笑)
(4)交通費・宿泊費
交通費や宿泊費は事務所では支給されません。
あくまでボランティアです。
そのため、遠くから駆けつけてお手伝いするなら、自分でホテルも抑える必要があります。連泊する場合などは、早めに安いホテルをゲットしておきましょう。
(5)日当やお手当
ありません。選挙に関して、有志のお手伝いと事務所の間にお金のやり取りは基本的に発生しないものと考えてください。
では、事務所に行くとどんな仕事をお手伝いすることができるでしょうか?
仕事内容
1 事務所詰め
(1) ポスター証紙貼り
ポスターは既に準備が整っていなければならないのですが、まずこのポスターを選挙用に使うため、選挙管理委員会から渡された証紙を貼り付ける作業が必要です。単純作業ですが、ポスターも結構大きいので、各自なりのやり方でのコツを早く掴むことが大切。
また、まだまっさらな候補者掲示板に早く候補者のポスターを貼ることができればひときわ目を引き、顔も早く覚えてもらい、有権者に対して「やる気」を示すことが出来ますので、手際よいスピード作業が求められます。
事務所によっては、シルバー人材センターなどに外注するところもあります。
(2)ポスター貼り
証紙を貼って出来上がったポスターがある程度集まれば、早速選挙区内の選挙掲示板に貼りに行きます。手分けして、車や自転車でポスタを持っていき掲示します。
必ず決められた数字のある欄にはらなくては他候補とのトラブルに発展します。
運転が慣れていない人や、運転できてもなれない道を逆行してそれが撮影されていたり警察に切符を切られたりすると、後々問題にされますので、これは土地勘のある地元の人と一緒にお手伝いするのがいいでしょう。
(3)選挙ビラ証紙貼り
路上で配布するビラにも、選挙管理委員会から渡された証紙を貼る必要があります。この証紙のないビラを配ってしまうと公選法違反となります。
結構な枚数を配りますので、遊説先の現場スタッフのためにも、手早い作業と長時間の単純作業が得意な人に向いています。
(4)名簿の入力
同窓会名簿から企業内名簿、その他どこからでたのかわからない謎の個人情報まで、多方面から集めた様々な個人情報を入力する作業です。
普通は事務所の方で予めやっていることが多いのですが、公示後にお手伝いに来た方などが持ち込む名簿など、更に追加分が発生します。
この名簿を元に、はがきの住所シールを作ったり、電話をかけて投票依頼をするので、間違いのないようエクセルやWordが使いこなせる人に向いています。
(5)はがきの住所貼り
選挙での投票をお願いするはがきはだいたい事務所の方でその文面を印刷し終えているのですが、事務所では事前に手に入れた各種名簿から送り先をシールに印刷するところまでで手一杯、このシールをひたすらはがきに貼る作業には、嫌々ながら続ける忍耐力より、楽しくできる集中力と気分の切り替えが必要になりますので、これも長時間の単純作業が得意な人に向いています。
私はこういう単純作業が、実は大好きなのです。
誰にでもできる、でも集中力が続く人が少ない作業を、シール・はがき・完成したはがきなどの配置から徹底的に練り上げて効率を追求し、無心に繰り返すことで、究極の集中力からいわゆる「ゾーンに入る」状態になり、なぜかとても幸せ(笑)
しかも作業に集中しながら、もう一人の自分がまったく別のことを考えている?状態になれるのです。
ちょっと変?(^_^;)
(6)電話かけ
完成した名簿を元に投票依頼の電話をかけまくります。
そっけない返事をもらったり、文句を言われたり、何故か陳情を受けることになったり、説教されたりもしますが、それでもひたすら明るく優しく丁寧な対応が必要。
顔が見えず声でしかお願いできないので、社会常識をわきまえた、当りの柔らかな声の方、特に物腰柔らかな女性にお願いしたいお手伝いです。
(7)接待その他
事務所にはたくさんの方が励ましに着たり、義理で寄ってみたり、また同じ用に手伝いに来る人がいる一方、大臣クラスや総理なども応援に来たりしますので、そういった普段会えない人を直に見るチャンスでもあります。
またこういうときの接待係に対する、「応援に来てくれた議員閣僚」と「応援に来てやった俺」みたいな政治屋の違いが見えたりして面白いかも。
来客があれば、席まで案内したり、お茶を出したり下げたり、お帰りの後はさっと掃除したり皿洗いなども必要になりますので、基本的礼節を身に着けた、気の利く方に向いていますね。
2 外回り
(1)ビラ配り
証紙を貼り終えたビラを駅前など人通りの多いところで配ります。
ビラを通行人にて渡し投票をお願いするわけですが、受け取ってもらいやすい人と、全く受け取ってもらえない人がいます。
前後左右から来る人に、ビラをタイミング良く渡す身のこなしも大切ですが、まず本来その通行人が必要としないビラを手にとってもらえるための笑顔と明るさが必要です。
敵対候補の応援者などに渡すと、手にとった瞬間に丸められて更にそれを返されたりすることもありますので、電話攻勢同様メンタルの強さが求められる場合があります。
(2)ボディガード
候補者が(保守であれ左翼であれ)著名な活動家だったりする場合、警察から公安が来て様子を見ていることがあります。
しかし彼らの任務はあくまで状況視察。
そこで反対勢力が割り込んできて妨害活動をしても、口論程度なら何もしませんし、暴力事案など犯罪要素が出た段階で署に通報はしますが、人員が足りないので基本的に視察に来ていません。
駅前なら交番も近くにあるかも知れませんが、警察官が駆けつけるまでに候補者と反対勢力の間に割って妨害活動を阻止するボディガードが必要です。
ボディガードは近くに交番があれば演説前に交番にちょっと顔を出して、これから候補が演説をする旨を伝えておいたほうがいいでしょう。
ボディガードだからといって、特殊警棒などの武器を持つのはダメ。
素手で妨害者を傷つけず、暴力を振るわずに抑え込むのはそれなりに強い人でないとなかなか出来ないもの。
中には暴力を奮って欲しくて突っ込んでくる活動家みたいなのもいますので、打撃系ではない武道や格闘技経験者に向いています。
(3)ウグイス嬢
これは女性の仕事です。
フェミどもがどう言おうと、これは女性の仕事です。
「ウグイス男」というのは聞いたことがありません。
ショッカー怪人?(笑)
通行人に投票を呼びかけるわけですから、耳障りのない心地よい声質、抵抗を感じさせない明るさや爽やかさ、語り口の柔らかさが求められます。
ある程度の台本がある事務所がほとんどですので、候補の近くでお役に立ちたい!と言う、候補者を引き立てる明るい女性が向いていますね。
(4)SNS発信係
これは近年必要とされる仕事のひとつで、候補者の予定や現在位置、候補者の様子などを、リアルタイムでSNSに投稿します。
候補者の昼飯や休憩の様子まで、ほぼ四六時中候補者とともに活動して画像や動画で記録し同時に発信しますので、選挙の追い風・向かい風まで候補者とともにダイレクトに受け止めることが出来ます。
カメラ(携帯でも十分)の撮影と文書作成能力、画像や動画を添付してのTwitterやFacebookなど複数のSNSを使いこなす能力が必要になります。
(5)選挙公認旗の保持係
選挙管理委員会では公示のときに、国会議員には公認旗を交付します。
これは選挙活動を展開する場合必ず掲げなければならない旗で、普通はスタッフが持つか、水が入ったおもりタンクを持っていって旗竿を差し込み設置するかですが、この水も活動先のお店で借りるわけには行きません。
また道路上の標識や鉄柵などの工作物にくくりつけると、所有者などとトラブルに発展することがありますので、旗持ち係が必要になりますが、ただ持っているだけではなく、周囲を警戒して候補者やボディーガードとも連携を取りながら、安全を確保する役目も求められます。
(6)ネット拡散部隊
発信係の発信情報をRT(リツイート)したり、RTを呼びかけたりしますが、これも一般人を装って応援するあたりからだんだんと裏のお仕事になってきます(^_^;)
暗黒面に落ちると、ヤラセを仕組んだりも出来てしまいますが、この拡散してくれる人たちがいないとSNS発信係が発信しても意味がないので、どの程度やるかは候補者次第。
本当の有志が自主的に拡散してくれる候補者なら拡散部隊は必要ありませんが、こういうのは各党にそれぞれ仕事を請け負う業者がいたりするのです。
その他、坂東がコレも必要!と思える仕事が、高所撮影係です。
(7)高所撮影係
これは誰でも入れる百貨店などの屋上などから、選挙活動の様子を記録する撮影係です。
保守派候補に意図的にケンカをふっかけてくる敵対勢力がいたり、大きな声で野次を飛ばすなどして演説の邪魔をしたりする輩が出現しています。まあ昔からよくあるのですが(^_^;)
こうした状況が発展してトラブルや犯罪になった場合、これを証明できるのが、離れた位置からの客観的支店による収録した動画なのです。
トラブルを発見しても決して飛び込まず距離をおいて、必要であれば選挙スタッフと連絡を取りつつ、周囲の警戒を兼ねて記録を取れるようにしておきましょう。
以上、いかがでしたでしょうか。
最後になりますが、自民党候補への選挙ボランティア参加特有の注意を一点だけ。
自民党は公明党と与党共闘していることから、事務所には公明党・創価学会の方もお手伝いに入っています。
この政党と宗教に関しては私も言いたいことはいろいろありますが(笑)、事務所内で悪口を言うとトラブルに発展し、応援したい候補者を困らせることになりますので、そこは我慢しましょう。
もっとも、公明党さんでもほとんどは良識をわきまえた方がお手伝いに来ていますので、問題は発生しません。
そもそも公明党と組むことになったのは、自民党員は、他の党員と違い活動家としての自覚がないからで、一般的に会費を納めたり企業が金を出すだけで、ビラ配りなど汗をかく仕事を自民党員がやらないから。
選挙に関しては、公明党員や学会員の献身的お手伝いがないと、自民党は活動が展開できないのです。
なお、外回りメンバーは演説や凱旋、有権者の声援などで気分はハイになって事務所に帰ってきますが、事務所での作業メンバーは落ち着いていて温度差が出ますし、切羽詰まってくると候補者の人間性がむき出しになったところが見えたりするのも面白いですよ(笑)
本記事、この衆議院選挙のお手伝いの参考になれば何よりです(^o^)
=☆☆☆= =☆☆☆= =☆☆☆= =☆☆☆= =☆☆☆=
学校長の予定です(^o^)
※ 来週こそは「ちょっと遅れたお盆休み」をいただきます(^_^;)
次回は再来週お届けしますね。
●10月10日㈰ 14時〜(講演)
星陵会館でスパイ防止法の必要性について、短時間ながらお話いたします(^o^)
● 10月6日㈬ 13時30分ころ〜14時
愛国4銃士のブラックスワンこと葛城奈海さんの「レブラ君とあやしい仲間たち」に出演します(^o^)
【予備役ブルーリボンの会】
https://www.youtube.com/channel/UCPrqeCO5CGlj9Imyzz1_XTg
●10月8日㈮ 7時45分〜
ラジオ文化放送「おはよう寺ちゃん」に出演します!
●10月15日㈮ 昼ころ〜
篠原常一郎チャンネルにランチタイム出演します!
●10月19日夕方〜21日
衆議院議員の長尾敬選挙事務所でお手伝いに行きます(^o^)
☆大阪八尾市近辺にお住まいで、選挙お手伝いご希望の方、ご連絡を!
●10月22日㈮ 夜〜
篠原常一郎チャンネル「コンサバキャンディーズ」に出演します!
●10月30日㈯ 14時〜
サンワード貿易さん主催により、都立貿易センターで五毛党・LINE等に関する講演を開催します(^o^)
詳しくはこちらをどうぞ↓
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2021/10/30_2/index_k.html
●12月4日㈯
靖国会館で馬渕会さん主催の講演に登壇します(^o^)
詳細は後ほど!
●12月19日㈰
大阪の「岸和田おとな塾」さんで講演します!
詳細は後ほど!
その他、毎週水曜日は文化人放送局で「愛国三銃士」、毎週土曜日も文化人放送局で「ウイークリーまとめSP」に出演しております。