会員学生の皆さん、こんにちは。
スカッと晴れた秋になってきましたね。皆さんいかがお過ごしですか?(^o^)
さて発生から2ヶ月を経ても、未だ謎の多い、安倍元総理狙撃暗殺事件ですが、警察庁からレポート(PDF)が発表されています。
【令和4年7月8日に奈良市内において実施された
安倍晋三元内閣総理大臣に係る警護についての検証
及び警護の見直しに関する報告書】
https://www.npa.go.jp/bureau/security/kennsyouminaosihoukokusyo.pdf
この事件に関しては
「なぜ奈良県警にだけ任せているのか? 警察庁はなぜでてこないのか!?」
などと何故か私までコメントで怒られる始末(笑)
ご存じない方が多いのですが、警察庁は実質的に、警視庁を始めとする各地方自治体警察の連絡調整取りまとめ機関であって、警察庁が各地方自治体警察より優れた捜査機関を持っているわけではないのです。
ちなみに、警視庁だって名前こそすごいですが、言い換えれば「東京都警」。
しかし薩摩藩士出身の川路利良公が、元武士階級などを集めて東京で組織した警察組織が「警視庁」で、各地でこれをモデルにして警察組織を作った経緯から、東京の警察組織だけは、そのまま「警視庁」を名乗っているのです。
ところがこの名前のために警察庁とよく混同されるのです。
警察の組織図的には警察「庁」の下に警視「庁」がありますからね(^_^;)
だから警察庁=アメリカのFBIみたいな機能を持つ全国組織、と勘違いする人が多いのでしょう。
さて、この警察庁も安倍元総理狙撃事件の発生後に何もしなかったわけではないのです。